郷土出身の芥川賞作家、堀田善衞氏
偉業記念し「海風会館」
▲船の形をイメージした外観(会館東側)
外観は船をイメージ
伏木に生まれ、私たちと同じ風を受けながら育った富山県初の芥川賞作家、堀田善衞氏を記念して建設された「海風会館」の完工式が平成12年3月27日、佐藤市長をはじめとするたくさんの来賓を迎えて盛大に行われた。
施設の名称は、堀田善衞氏が作詞した「伏木中学校の歌」に”海の風”という言葉が使われていることから「海風会館」と名付けられました。
研修室、展示室や書庫も
わが伏木中学校には校歌というものが存在しない。今から約30年前、堀田氏に校歌の作詞を依頼したところ、校歌ではなく「伏木中学校の歌」を作りましょうと言われ、誕生したのが、入学式等で歌われている「伏木中学校の歌」である。その堀田氏が平成10年9月に亡くなられ、堀田氏の業績をたたえる建物を寄贈したいという申し出があり、建設されたのが、この海風会館である。
完工式では、市長さんのあいさつや、伏木中学校生徒による斉唱、海風会館建設にご協力いただいた立山酒造株式会社の方のお話などが行われた。
海風会館は、船の形をイメージさせる外観で、研修室や展示室、伏木中学校の歌の歌碑や、「堀田善衞文庫」と称される書庫などがある。海風会館という名称は「伏木中学校の歌」の歌詞の中の「丘を吹く風海の風」に由来している。
伏木中学校の展望室からは、窓いっぱいに伏木の美しい海が見える。どこまでも続く水平線を見ていると、
「風はどこから 吹いてくる 丘を吹く風 海の風」
伏木を思って書かれた歌詞がさらに深い味わいを感じさせてくれる。伏木の街に育った幸せを考えさせられる。きっと堀田氏も同じ思いでこの詞を書かれたことだろう。だからこそ、わたしたちにもその思いが伝わってくるのだと思った。
◆施設の概要 1階:研修室、管理室、玄関ホール、「伏木中学校の歌碑」
2階:展示室、書庫「堀田善衞文庫」
◆建設事業の概要
鉄筋コンクリート造 2階建
建築のべ面積 242平方メートル
総事業費 9,000万円
着工年月日 平成11年9月 5日
完工年月日 平成12年3月23日
◆建設業者 (株)竹中工務店名古屋支店
2000年度北陸建築文化賞受賞
会館利用・蔵書閲覧
◆展示室、研修室等の見学及び利用の方法
・見学、利用時間は原則として 午前8時30分〜午後5時(ただし、学校休業日は閉館)
・申込みは、学校事務室へ TEL 0766−44−0454
◆会館所蔵図書の閲覧
・展示室、研修室にて自由に閲覧することができます。また、希望があれば貸し出しも行います。
☆会館所蔵図書目録


